株主・投資家の皆様へ

2020年6月期 通期決算の状況

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

株式会社デュアルタップは、東京23区の駅近から徒歩10分以内の立地に特化した不動産の企画・開発を主力事業として、賃貸管理、建物管理、海外不動産など、積極的に事業を拡大し、総合不動産企業として成長を続けております。当社で企画・開発を手掛けた資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」シリーズは、東京23区内で累計62棟2,030戸(2020年6月末現在)となり、個人のマンションオーナー様をはじめ、私募REITや事業法人など多くのお客様にご支持いただいております。単身世帯を中心とする東京都の人口増加を背景に依然として23区内の賃貸需要は底堅く、今後も不動産販売事業を主力として、不動産管理事業と海外不動産事業の拡大に取り組む所存でございます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、上期は政府の各種政策を背景に企業収益が高い水準を維持し、雇用・所得環境の改善がみられ、緩やかな回復基調が続いておりました。しかしながら、下期は新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、緊急事態宣言に基づく様々な措置が出されたことで、経済活動が抑制され、経済状況は国内・海外ともに非常に厳しい状況となりました。4月~5月は緊急事態宣言により、当社においても在宅勤務を実施し、営業活動が一部制限されることとなりました。6月以降は、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げているものの、回復の見通しは立っておらず、感染症防止策等による消費マインドの先行きは不透明であります。感染症の再拡大が懸念される中、依然として、さらなる経済の下振れや金融資本市場への影響に留意が必要となります。
当社グループの属する、資産運用型マンション市場では、感染症の拡大防止策により、東京への人口流入や給与所得の悪化による賃料の伸び悩み等が懸念されます。中長期的には、東京23区では、継続する人口流入により、賃料が緩やかに上昇し、入居率は高水準を維持しております。今後も、賃貸マンションの需給バランスが急激に変化することは想定されず、賃料や入居率の大幅な変化はなく、マンションの資産性は維持されるものと考えられます。

2020年6月期におきまして、当社グループは、「23区・駅近・高機能マンション」をコンセプトに、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」の開発・分譲を行ってまいりました。分譲後も賃貸管理及び建物管理を行うことにより、長期間にわたりマンションの資産性及び収益性を向上させ、安定収入が見込めるマンションとして、ブランド価値の向上に努めております。分譲を進めつつ、たな卸資産の保有量を見直し、有利子負債の圧縮を図り、自己資本比率は48.9%と、財務体質の改善を行ってまいりました。

なお、当社グループの主力事業である不動産販売事業における収益物件の販売は、顧客への物件引渡しをもって売上が計上されます。そのため、物件の竣工や引渡しのタイミングにより四半期ごとの業績に偏重が生じる傾向があります。

当社は「笑顔創造企業」をミッションとして掲げております。資産の一つとして長い目線で「持っていて良かった」と思える不動産をご提供し、これからもお客様の幸福に貢献したいと考えております。

株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援ご指導を賜りますよう、ここにお願い申し上げます。

代表取締役社長
臼井 貴弘